全国各地水のあるところ龍神伝説があると思いますが、
当店のある川口をはじめとする見沼周辺にも龍に関する
伝説が数多くあります。
今日は、先日の国昌寺から龍神伝説の残る
万年寺へ行って参りました。
【国昌寺橋たもとの掲示板】
このたもとの掲示板には、下記のように記されています。
将軍吉宗の命を受けた井沢為永は、このあたりの見沼を干拓し、
利根川から代わりの水を引く工事をしていました。
ある晩のこと、為永は夢を見ました。見沼の主で龍神という
美しい女が現れ、私の住むところがなくなる、新しい住家を
探すまで工事を中止してほしい・・・・・・と言います。
来春の稲の作付けに間に合わせるため工事は一日も休めません。
そのうち工事に負傷者や傷害が続出し、為永も病に倒れて
しまいました。するとまた夢に先ほどの美女が現れ、
お前の病を治してあげるから、私の頼みもきいてほい・・・・・・
と言いました。困った為永は、龍神を慰めるため龍神灯を
お供えしました。
この龍神灯は、誰がつけるのかわかりませんが、為永の宿舎に
していた片柳の万年寺の大松や、氷川女体神社の大杉に、
あかあかと、ともったということです。
【万年寺山門と本堂】 【万年寺山門右の石碑】
【山門の案内板】 【万年寺境内の案内板】
龍神灯が、ともったと言う大松は、今回時間が無かったので
特定できませんでしたが、次回は国昌寺橋たもとの掲示板にも
書かれていた氷川女体神社に行こうと考えております。
時間があれば、両方検証してみたいと思います。
また、この龍神灯の伝説と国昌寺の開かずの門が結び付く
伝説が地元川口にあり、その龍神は印旛沼にすみかを代えたと
言うことです。
どこかに、この伝説を裏付ける記録が残っていると思うので
いずれ、つきとめたいと思います。