全国各地水のあるところ龍神伝説があると思いますが、
当店のある川口をはじめとする見沼周辺にも龍に関する
伝説が数多くあります。
今日は、芝川第1調節池の近くにある、浦和くらしの博物館民家園に
四本竹(龍の棲みか)の手がかりを探しに行ってきました。
民家園の南の外れにある掲示板によると
この前方に『四本竹』というところがあります。
その地名はむかし四本の竹を四方に立ててしめ縄を張り、
そこを祭祀の場としてお祭りを行っていたことから
その名がつきました。その辺り一帯は見沼という
大きな沼で、沼の主の竜神が棲んでいたといいます。
むかしむかし、宮本の氷川女軆神社は、2年に一度、見沼の
一番深いところに神輿を舟に乗せていき、沼の主の竜神を
祀る『御船祭』というお祭りをおこなっていました。
神主が、舟から四本の竹をしめ縄で囲ったところに向かって
お祓いを済ませたあとで、お神酒や供物を沼にささげます。
すると、そこにはまたたく間に渦を巻き、ささげた供物などを
沼の奥底にあっという間に吸い込んでしまったというのです。
見沼の竜神は人々に沼の恵みや、田畑を耕す水を与えて人々を
見守ってくれているので、竜神を大切にするお祭りが昔から
つづいているのです。
とっ書いてありましたが、具体的にそれが何処なのかに関しては
芝川第1調節池が現在も工事中であるため、今回も特定できませんでしたが
下記地図の範囲のどこかであることには間違いありません。
四本竹遺跡の発掘調査の資料を探せば特定できるかも知れません。