今年の干支は辰なので、龍に関してお客様からさまざまな
お問い合わせをいただいております。
そのなかで、お客様から昇り龍と降り龍を両方持っても良い物かと
言うご質問をいただきましたので、ブログでもご案内いたします。
この件に関しては諸説あると思います。
地域によっても考え方は異なることもあると思いますが、
仏教の教義の中の一つに『上求菩提(じょうぐぼだい)
下化衆生(げけしゅじょう)』と言うものがございます。
この世界観を古くから残る仏画や彫刻に現しているものも
ございます。
命あるものの生涯をこうあるべきと現しているのかも知れません。
言い換えれば両方を持っと言うことは完成形とも言えるのでは
ないでしょうか。
目標に向かい修行(修業)を修める過程では昇り龍を持ち
目標を達成した後は降り龍を持つ、また昇り龍と降り龍を
両方持っことに関してはそれぞれの方が、それぞれのお立場で、
意味をお考えになり、お持ちになられれば良いと思います。
【昇り龍・降り龍の謂われ】